どうも尾形です
今日はカラーのお話
髪を暗く染めることもあれば、明るく染めることもありますね
オーダーの多さで言えば、明るさをキープするご希望が多いんですが
お客様のご希望に合わせて明るさや色味をコントロールしてヘアカラーを表現しています
その中でも注意が必要な『明るくするときに覚えていてほしいこと』をお伝えしていきます
明るくするときの注意点
髪を明るくするときは必ず、髪の中にある細胞『色素細胞』を取り除いていきます
色素細胞は一般にメラニンと呼んでいますが、このメラニンを取り除くと髪の毛のダメージになります
一度出て行ってしまったメラニンは戻りません
なので、一度ダメージしてしまった髪は回復しないんです
あと、もう一つカラーをする際、髪にはメラニンの代わりにカラー剤の色素が入ります
この色素は時間が経つとともに髪の中から外に少しずつ出て行ってしまいます
これが退色ですね
ヘアカラーをして時間が経つと明るくなってしまうのがその現象です
ただ、たいていの場合、全てが抜け落ちるまでに美容室に来てカラーをすると思います
退色が進んで、気になるレベルになっても髪には染料が残っています
この染料の残留が次のカラーの邪魔になってしまう場合があります
染料は取りにくい
カラー剤の力には大きく2つあります
一つは染料を入れること、もう一つはメラニンを取ること
この二つが働くからヘアカラーは成り立ちます
しかし、染料を取るのは苦手なんです
前回染めたカラー剤が残っていると明るくしようとした時に、明るくなりづらいんです
みなさん経験があるかもしれませんが、明るくしてもらおうとして染めたら、根元が明るくなって毛先が暗いみたいな感じです
根元は前回の時の染料が入っておらず、メラニンが取れて明るくなって、毛先には染料が残っていて暗くなる
どうすることが大事?
僕が思うに、明るくするときは一気に明るくするんではなく、少しづつ染料を取りながら希望の明るさにしていく
そうすれば明るくしたいという目標に向けて前に進めるし、一気にやろうとして髪が傷んだり、ムラになってしまうことも防げます
リスクを減らして理想を叶えることができます
もちろん一気にやることもできますが、時間とコストとダメージが必ずついて来ますのでそれ相応の覚悟が必要ですよ
いかがだったでしょうか
明るくするということはおしゃれでとてもいいことですが、状況に応じた判断が大事になります
美容師さんとしっかり相談して負担の少ない選択をして、髪の質から綺麗なデザインを目指すことが
とても大事だと思います
長くなりましたが、ぜひご参考にして見てください
それでは。
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